クントの実験

 本来は音速を測るための実験装置ですが、小学生相手に何をするのか?・・そんな難しい話をして小学生に理解できるのか?

 そう思われるかもしれませんが、そんな小難しい話は抜きにして、実験を児童たちの任せると子供たちはそれなりに驚きを感じ、自分なりの発見をしてくれます。

 装置の音量を最大値に上げるとクント管内の発泡スチロールビーズがお鍋の湯が沸騰するように踊りだしたり、最適値の音量で現れる縞模様はとてもかわいらしく、運動会の子供たちのダンスの様です。

 

 下の絵がクント管です。

 

 長さ1m程のアクリル円筒に発泡スチロールビーズを入れ一方端は塞ぎ、対する端にスピーカーを付けてあります。

 

 スピーカーを円筒で共振する単一周波数の信号を入力すると基本周波数(ここでは153Hz)では、中心辺りの発泡スチロールビーズが列を作って踊り出します。

 周波数を2倍の306Hzにすると2か所に縞模様の列が出来ます。

  周波数を3倍4倍と変えると縞模様はそれぞれ3か所4か所に現れます。

 

 音量が適当な時の発泡スチロールビーズと、大音量時の発泡スチロールビーズの様子です。

  適量の音量だときれいな縞模様ですが、大音量だと沸騰したお湯の様に発泡スチロールビーズが踊り出します。

 

 高学年なら音速の話などしても好いでしょうが、オーディオトーンジェネレータの周波数や出力を調整することに夢中になったり、発泡スチロールビーズのダンスに見入って色々な想像を膨らませ、楽しんでくれます。

 子供の発想が次の教室のアイディアに繋がるので、私達も楽しくなりますね。

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沿革

電工クッキング'13/07/10 起工

 

科学工作室'16/06/11施行

 

 プロフィール   '13/07/10施工

 

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      '15/12頃整備