桃です。
良い形ですね。
この世の中にこれほど良い形の果物が他にあるでしょうか。
この形故でしょうか、中国では古来不老長寿の食べ物として西遊記でも孫悟空が天界で盗み食いした話は有名ですね。
今回は形の良さを損なわないように切り分けるための工夫をしてみました。
先ずはナイフです。
昔冷凍食品についてきたナイフを改造しています。
先曲がりナイフは市販されてもいますが、ここまで曲げたナイフは見たことが無いので作ってみました。
元のナイフを手頃な長さに切り、整形してからガスの火で焼いて曲げた後、焼入れと焼き戻しによって、そこそこ充分な硬さとしなやかさを持たせています。
このナイフはその後様々に応用している便利なナイフになりました。
次は桃の切り方です。
熟した桃の種は往々にして殻が割れやすくなっています。
そして殻の合わせ目は桃のくぼみ腺に一致しています。
今回種が割れやすくなっていることを期待しながら切ってみました。
正解! (^o^)V
今回あっさり二つに切り分けられました。
全く割れない場合もありますがその場合は一回りナイフを入れて、両手でしっかり且つやさしく桃を包むように持ってねじると、容易に桃は二つに割れます。
先曲がりナイフの出番です。
グリッと種を切り抜きます。
後は皮を丁寧に剥き、食べやすい大きさに切り分けて完成です。
今回はオレンジも一緒に添えて見ました。