切り株と言って良いのでしょうか、葉っぱの付け根の部分です。
大根です。
葉が切り落とされています。
農家が出荷した後、葉っぱに養分や水分が吸い取られないように切り落としているんですね。
しかし私は葉っぱを細かく刻み、ごま油で炒めて七味でピリ辛にしたやつを温かいご飯に乗せて食べるのが好きなんですね。
そこで一計を案じ、切り株を水栽培したら葉っぱが収穫できるのではないだろうかと言うことでやってみました。
水を満たしたコップに切り株を入れ、度々水を替えていたら多少の葉っぱは出ましたが、細長い花軸が伸びて来たのですね。
やがて咲いてしまった大根の花です。
葉っぱのピリ辛炒めにはありつけませんでしたが何となく幸せな気分になれました。
何十年前だったか覚えていませんが、ある学者さんの「花咲か爺さんは花を咲かせたのに意地悪爺さんは何故花を咲かせなかったのか」と言う話を思い出します。
意地悪爺さんが花を咲かせなかったのは柳の下のドジョウばかり狙っていたからで、花咲か爺さんが開発した新技術を真似るだけだったからです、と。
産業を発達させるには何事も一番手に開発をしていかなければならない、二番手ではダメなんです。
ここで一応2009年11月に「二番じゃダメなんですか」とおっしゃった方の名誉のために申し添えますが、彼女は事前に新技術開発の必要性が何なのかを開発担当の役所のトップに繰り返し回答を求めていたものの、満足な回答を得られずにいたため例の質問を浴びせたのだそうです。
私も現役時代には自分独自の技術を開発しようとしていました。
普通に出世のレールに乗ってそこそこの役職に就くなどと言うのは嫌で、現場の技術屋として納得のいく仕事をすることに執着していました。
そのせいか上司から部下にさえ「脱線マン」とか「マイペース主義者」とか「爆弾男」等と揶揄されていましたが、その表現が私の信条に添うものでしたから嫌味と言うより褒め言葉に聞こえていました。
話が脱線してしまったようですが、人生決められたレールの上だけ肩書きをひらめかせながら走るのは面白くありません、と私は確信しています。
これからも料理のサイトとしては的外れではないかと思われるかもしれませんが、脱線した先には思いもよらぬ景色が開けると信じておりますので、お付き合いよろしくお願い申し上げます。
寒い時期は鍋や煮物など大根を使った料理を作ることが多く、かみさんがその切り株を水栽培してくれているんですよ。
ちょっと多すぎると思うんですが、楽しみですよね。
で。
昨晩のことですが、かみさんが支度した夕飯の味噌汁の具が大根で、葉っぱも入っていたんですよ。
「あ!・・・・・ ( ° °; 」